「急いで取る理由はなかった」それでも許可を取った内装業30年の経営者が語る、決断の本音

「取れたから、やる」
30年の経験と信用で大型工事に踏み出した、内装会社の決断
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会社名 |
株式会社創芸企画 |
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代表者 |
杉浦 直樹 様 |
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事業内容 |
内装仕上工事(マンション・住宅・店舗) |
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業歴 |
30年以上 |
マンション・住宅・店舗の内装仕上工事を30年以上手がけてきた株式会社創芸企画様。長年、500万円という建設業許可の壁に「あえて取らない」選択をしてきた中、取引先からの大型のリノベーション案件をきっかけに、初の建設業許可取得を決断されました。
代表の杉浦様に、許可取得の経緯から、創芸企画様ならではの「ノウハウ」「信用ベースの仕事のつくり方」まで、率直にお話しいただきました。
許可取得を決断した経緯
Q. 創芸企画様の事業内容を教えてください。
もともとサラリーマン時代に野村工芸舎という会社で、万博関連の仕事や店舗のディスプレイを手がけていました。独立してからは、マンション・住宅・店舗の内装仕上工事を中心にやってきています。
業歴で言えば30年を超えていて、累計の売上で言うと5億円ぐらいですかね。リノベーションも原状回復も、内装に関することはひと通りやっています。
Q. 建設業許可の取得を考え始めたきっかけは何でしたか?
偶然なんですよ。長く取引してきた取引先から、大規模なリノベーションの話が出てきたんです。「うちは内装屋だけど、規模の大きな内装仕上の案件もできないことはないよ」と話を進めていったら、結構な金額の案件になっていきました。
そうなると工事金額が500万円を超えてくるから、「じゃあ、許可を取っておいた方がいいかな」という流れですね。最初から「絶対に許可を取るんだ」と意気込んでいたわけではなくて、案件があって、必要だから取った、という感じです。
Q. それまで建設業許可を取らずにやってこられたのには、何か理由がありましたか?
それと、私はもともとディスプレイ組合や屋外広告の組合の方に入っていて、そっちの仕事もメインだったんです。看板やディスプレイの仕事は資格ではなく組合のつながりでやっていく世界なので、建設業許可にあまり魅力を感じていなかったというのもあります。
急いで取る理由もなかったので、そのまま来ていました。今回はたまたまそういう案件があったので、というだけの話です。
行政書士まつがみ事務所への依頼
Q 行政書士事務所を選ぶにあたって、何か基準はありましたか?
私自身は探していないんです。「そろそろ取らなきゃな」という話になったときに、妻が「じゃあちょっと探してみるわ」と動いてくれて、それで行政書士まつがみ事務所さんに依頼することになりました。
正直、行政書士事務所を比較したというより、信頼できる先生に任せられればそれでいい、という感覚でしたね。
Q 依頼してから取得までの進め方は、いかがでしたか?
建設業専門の行政書士さんということもあり、非常にスムーズに進んだと思います。
確認したいことや、分からないことも先回りして、説明や準備もしてもらえましたからね。
「これやっといて」とお願いしたら、しっかりやってくれた。私は本業に集中できたので、本当に助かりましたね。
創芸企画様の仕事のつくり方
Q 今回の案件では、どのように資金繰りを工夫されましたか?
うちは銀行から借りて自分のお金を動かすというやり方はしていません。「もらわなきゃやらない」というスタンスで30年やってきました。
だから今回も、施主から入ってきた分を外注業者さんに分配していく方式にしたんです。一人当たり300万円ぐらいの仕事を出していくと、業者さんも「大丈夫なのか」と心配する。そこで「途中でストップするかもしれない、入ってこなければストップする。その代わり、入ってきた分は確実に分配する」と最初に話しておく。
そうすれば業者さんも腰が引けないし、こっちも潰れない。お互いに安心して進められるんです。
Q オーナー様との信頼関係も、大事にされているのですね。
そうですね。「建設業許可も取っていない会社で大丈夫か」と周りから言われたとオーナーさんから聞きました。それでもオーナーさんは「何十年も付き合いがなくても、信用がないものはないんだから」と言ってくれた。価値観が一致したんです。
「お互いにこれを成功させよう」という一心でやれる関係。金儲けして終わりじゃない関係をつくれた。これが今の段階で実現できるというのは、本当に大変なことなんですよ。
Q. 工事代金の受け取り方についても、独自の進め方をされているそうですね。
通常、300万円の工事だったら着手金で3分の1、中間で3分の1、完了で3分の1というパターンが多い。でも最初から大きく入れるのは、発注者側も怖いし、こっちも怖い。
だから同じ一本の契約の中で、工程の進捗を確認しながら「この段階までできたので、この分を入れてください」と話し合って代金を受け取っていく。出来高に応じて資金を動かす進め方です。お互いに実績を確認しながら進められるので、発注者側も安心できる。契約書はもちろん一本きちんと作る。でも数字だけじゃない、信頼関係の積み上げ方にこそ本当の仕事のつくり方がある。
今回の許可取得についても、まつがみ先生はそのあたりの感覚を理解してくれていたから、進めやすかったですね。
Q. 他の専門家とのお付き合いと比べていかがでしたか?
正直に言うと、士業といわれる先生の中には経営コンサル的に上から目線で来る人もいるんですよ。「こうしなさい、ああしなさい」って。「じゃあ、あなたが経営者になってくれるんですか」って言いたくなる。
その点、まつがみ先生は違いました。高圧的ではなく、上から目線でもない、「どこを抑えればできるか」を一緒に同じ目線で考えてくれる。私のタイプと合っていたんですよ。経営者の感覚をわかってくれる先生だなと感じました。
許可取得後の変化と、これから
Q. 許可を取得して、お仕事に変化はありましたか?
今回の大型のリノベーション案件はおかげさまで順調に進んでいて、利益もちゃんと出る形になりそうです。資材高騰の影響もあって、見積もりの組み方も慎重にやらないといけない時代ですが、許可を取ったことで500万円以上の案件も正面から受けられるようになった。
オーナーさんも「工程ごとに進捗を確認しながら代金を受け取っていく形は安心できる」と言ってくれている。両方にとって納得できる仕事のつくり方ができていると思います。
Q. これから建設業許可を考えている経営者の方へ、メッセージをお願いします。
100%リスクのない仕事なんてありません。やらないのは簡単。でも、やらなかったらどうやって生活していくんだ、という話になる。
大事なのは、リスクをどう回避するかを一緒に考えてくれる人がいるかどうか。自分一人で抱え込まずに、信頼できる専門家に相談することです。
私の場合、妻が行政書士まつがみ事務所さんを見つけてくれて、本当に良かったと思っています。「やらない」じゃなくて「どうやればやれるか」を考えてくれる。経営者にとって、それが一番ありがたいことなんですよ。
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